みなとやゲストハウス 様
紙とペン。アナログで解決できることもある。
クライアント様の基本データ
ご相談内容
宿泊されるお客様の精算は、手書きの予約表をもとにそれぞれのスタッフが手計算で行っていました。
その為、下記のような懸念点があるとのこと。
・正確な売上状況がわからないため、売上の把握がしたい。
・現金のみの支払方法から、クレジットカード決済なども増やせたら尚良い。
・お客様の宿泊費・飲食費・アクティビティ費などの精算が完了しているのか正確に把握できていない。
(各費用の支払いタイミングはお客様によって異なり、都度お支払いの場合があったりと、スタッフ間の連携も必要)
最終的に、お客様の精算から、売上把握までのお金の管理を正確に行いたいというご要望でした。
相談内容から見えた課題と、解決への道
おおばこオフィスでは、ヒアリングで出てきたキーワードに着目し「キーワード+課題」をベースに整理していきます。
課題の整理
まずは、売上状況の把握・クレジットカード決済の両方を実現するために、レジ機能の導入をサポートを行う形としました。
一つ目の課題解決に向けた、検討と実施
レジは、直感的に使いやすく、比較的導入しやすいツールであること、また、元々みなとやゲストハウス様で検討していたエアレジを利用していくことに。
おおばこオフィスでは、主に下記の内容をサポートしました。
・エアレジの初期設定
・クレジットカード決済の設定
・スムーズに開始できるよう、スタッフへの利用方法の説明
実施して見えてきたこと
月ごとや商品ごとの売上状況が把握できるようになり、具体的な売上目標を立てることができたとのことでした。クレジットカード決済や、その他の決済方法を導入し、お客様にスムーズにお支払いいただける環境を整えることができました。
確定申告の時の売上算出は、過去の予約状況を見て手計算をおこなっていたそうですが、エアレジから売上履歴が把握できるようになったことでスムーズに確定申告を行えるようになったとのこと。
使用ツール
エアレジ
課題の整理
課題1でエアレジ導入を行うことで売上把握を行うことができましたが、【お客様の精算状況の把握】には課題が残っています。
精算完了したかどうかはスタッフ間のコミュニケーションに頼るしかなかったので、履歴が残るようにするのが良さそうと判断しました。短期スタッフが多い為、簡単でわかりやすいオペレーションにすることが非常に重要な点と考え、どのような形が最善かの検討をします。
二つ目の課題解決に向けた、検討と実施
短期スタッフでも理解しやすい、状況に応じて臨機応変に対応ができる、ということで手書きの精算票を利用するのはどうかという提案を行いました。
宿泊者毎に、当日の宿泊者名・部屋・アクティビティとその金額を記入する精算表フォーマットを作成しました。
精算票はスタッフが見える場所に張り出し、精算が終わったものにはチェックを付ける。精算がすべて終わり、チェックアウト完了したら精算票を下げることで、部屋の状況もわかるようにするというフローを導入しました。
実施して見えてきたこと
導入サポートを行ったエアレジとの併用で、精算から売上管理までが正確に行えるように。どのスタッフでもお客様の状況が把握でき、チェックアウト状況もわかるようになったとのこと。
使用ツール
紙・ペン
総括
すべてがアナログでの管理だったところからの始まりということもあり、何でもデジタルにすることは現実的ではないなという印象を当初から抱いていました。また、様々なスタッフが関わることで、誰でもわかるような仕組みが必要という事で、デジタルとアナログの良いところを組み合わせることができたと感じています。
経営者側もスタッフ側にも無理のない形で導入でき、スムーズな管理を行っていただくことができました。